既に2013年10月1日には本体の生産終了が発表済みで、もう新品本体は生産されていないので仕方ないですが、終了にあたってはもう一つ仕方ない部分があります。
ゲームに限らずコンピュータで動くソフトウェアはメモリ上で動作します。ゲーム機もパソコンもスマホも、多くのコンピュータは「ストレージにあるデータをメモリに展開して、メモリ上のデータをCPUが処理する」という仕組みになってます。
ストレージというのはWiiで言えばDQXだとお馴染みUSBのやつ、パソコンで言えばハードディスクなど、スマホで言えばROMとか書かれる部分ですね。
次にメモリというのが、今回のテーマなのですが…ゲーム機だとイマイチ分かりにくい部分だったりしますね。
前述のストレージはWiiでも容量の大きなものに交換してしまえば増やすことは可能です(まぁWiiでDQXの場合は再インストールになるので非常に時間がかかりますけどね)
ところがメモリの方はWiiだと内蔵で増やすことは出来ないのです。そしてそのサイズは…実際にDQXが動くゲーム機で比較してみましょう。
- Wii 88MB(諸説ありまして、内訳がメイン 24MB+VRAM 64MBという話も)
- Wii U 2048MB(2GB)
- Windows 3072MB(3GB)※PCは増やせるので最低必要な量です
- PS4 8192MB(8GB)
- Switch 4096MB(4GB)
わかりやすいように単位を揃えましたが、Wiiの次に小さいWii UですらWiiの23倍もメモリがあるのです。
例えばメギストリスやグレンで、この数字だけキャラが表示出来るとしましょう(実際はそんな単純な事ではないですw)Wiiだと88人しか表示出来ないのに、他の機種だと2000人以上表示出来るのです。
当時はこれで良かったのですが、世代が交代してスペックが上がってきた現在だとWiiの88MBというメモリは本当に辛いのです。
Wiiを切る事で、DQXでは最低2000人表示が出来るのです。
※何度も言いますが実際はそういう事ではありませんw
残りの4機種だとWii Uを最低限の基準としてDQXを作ることが出来るわけです。ハードの寿命的な理由が最大のところですが、ここで思い切る事でDQXは新たな事が可能になるわけです。
最初にも書いた通り、非常に売れたハードであるWiiを切るという事は多くのユーザーが居る中で非常に辛い出来事ですが、生産終了宣言から4年経ったハードという事も考えるとギリギリまで頑張ってくれたと思うしか無いと思います。
喜ばしい事ではありませんが、理解はしてあげて欲しいと思います。
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