VR…バーチャル・リアリティ。仮想現実とも訳されるものですが、ゲームの場合は主にHMD（ヘッドマウントディスプレイ）と呼ばれる、ゴーグル状になったモニターを装着し、各種センサーによって身体や首の向きをゲームとシンクロさせる事で、あたかも自分が仮想空間に居るかのような感覚で遊ぶものを指します。
そんなVRなドラゴンクエストが「ドラゴンクエストVR」でして、話題だったので体験してみたいなーと思ってたところ、大阪にも「VR ZONR OSAKA」が9/13にオープンしまして、こちらで「ドラゴンクエストVR」が体験出来るとのこと。
早速予約しました(笑)明日、9/22に行ってきます。
なので実際に体験談などは明日以降にネタにさせて頂きますが…折角なのでVRのゲームのお話を少しだけ。
VR界隈は数年前からハードが手頃になってきて話題になりました。特に有名なのはPSVRじゃないかと思います。そしてそのPSVRを使った、空戦ゲーム「エースコンバット7」のVRモードが昨日話題に上ってました。
進行方向そのままに、首を上や左右に方向け、視線を送る事で周囲に居る敵を目視する事が出来る迫力はまさにVRの魅力そのものだと思います。想像しにくい方は車の運転で、車線変更する際に左右を確認する感覚を思い出して下さい。ああいうのが操作を必要とせず自然と視線を送る事で出来るのは非常に楽しいしゲームとしても魅力的です。
ただ、それでも個人的にはまだまだVRは一般化しないと思ってます。
じつは今から遡る事27年前、1991年にあるアーケード（ゲームセンター）ゲーム機が搭乗しました。名前を「Virtuality（バーチャリティ）」といいます。
※英語版Wikipediaの方が詳しく書いてます。
日本での稼働は1993年頃だったかな？私が実際に遊んだのはコクピット型の1000SDと、立ちプレイの1000CSでした。
※画像はRetro VRより
この1000SDにあったVTOLというゲームが初体験でした。簡単に言えば空戦ゲームで、まさに前述の「エースコンバット7」のVRモードのようなものです。
※Gaming HistoryよりVTOL arcade video game by Virtuality (1991)
もちろん25年以上前のゲームです。グラフィックは比べるまでもなく貧相で、ゲームとしても正直どうだったかもう覚えていません。ただ、ゲームにおけるVRの可能性についてはまさに「稲妻が俺の体、駆け抜け」って感じでした。
正直、あの衝撃を超える経験はゲーム関係ではあれ以降経験してません。しかもその凄さを言葉で伝える事が出来ないもどかしさもずっと経験しています。だって「首を右に向けると右にいる敵機が見えるんだよ」って言っても「お前は何を言ってるんだ？」という顔をされますから(笑)
ただ、同時にこれが一般化するかという疑問もありました。20数年を経て出た結論は「今はまだ時期尚早」というものです。実際PSVRが、あの普及台数を持ってしても現状こうであるという事を考えると然りかと。
VRをゲームで活かすのは正直難しいです。その没入感を持ったままゲームという娯楽として落とし込むとなるとなかなか難しいのが現状です。その最大のものは仮想空間の表現力が上がったものの、それを経験する中での現実のインターフェイス等に難点があるという事です。
簡単に言えば「すげぇリアルな映像世界の中、胡座かいてリビングに座って遊んでる」というのは正直あまりいい相性ではないと思うわけです。バーチャルとリアルのミスマッチがあるわけです。
その点で言えば前述のVTOLはコクピット型のところに座り、実際に操縦桿があり、視界には（貧相な画像だけどw）戦闘機のコクピットがあるわけです。バーチャルとリアルがシンクロし、その没入感は最高でした…貧相なポリゴンであってもね(笑)
そして「ドラゴンクエストVR」はおそらくかなり没入感があると思うわけです。実際に一定の広さのフィールドに立ち、剣（の重さがあるユニット）や盾（のようなユニット）を身に着け、実際に身体を動かして遊ぶわけです。
ここまでの設備を持って、初めてVRはゲームとして成立しえると思うわけです。少なくともまだ現状では。
そう思えば、入場料800円＋ドラゴンクエストVRプレイ料金3,200円の合計4,000円も惜しくありません…ええ、四千円もするんですよ一回遊ぶのに(笑)
実際にSHINJUKUで遊んだ方をネットで見かけると評判も良いですし、私も過去の経験から言えばかなり面白いものになってると思っています。それを明日、遊んで来ます。
VRの一般化はまだまだだと思いますが、可能性はあると私は思ってます。
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